私の超訳＆抜粋ですが、細胞学者ブルース・リプトン氏の動画をご紹介します。
リプトン氏はエピ・ジェネティクス、つまり先天的、遺伝的影響よりも、後天的な環境や心のあり方に力があることを提唱されています。
あなたが一生抱えてきた信念を、ほんの１５分ほどで上書きすることが可能なメソッドがあります。それらのメソッドは幼児期のような、”スーパーラーニング”の脳の状態を作ります。
（７歳まではこの状態で、すべての情報を精査なく潜在意識に書き込んでいる）潜在意識はもともと先に生まれたもので、毎秒４０ミリオンビッツという膨大な情報を、処理しています。とてもパワフルで早いのですが、それは完全に習慣的で、クリエイティブではなく、学んだことを再生することしかできません。
脳が進化するうち、前頭前野という小さな部分が発達して、顕在意識が生まれます。ここで生まれた『自己』『意識』はアド・オンのオプションで、多くの人は活用していません。
この顕在意識の処理能力は毎秒４０ビッツと遅く、潜在意識はその１００万倍早い。
だから緊急時は潜在意識に切り替わります。近年、神経科学者たちが私たちがいかに、無意識に決断し、人生を形作っているか発見しました。認知神経科学によると、私たちは1日のうち、５％も意識的でいることができないことがわかりました。ほとんどの人たちは、人生の１％もクリエイティブな意識の状態ではなく、残り９９〜９５％はプログラムによって、ただ無意識に反応している状態です。
これはつまり、もしあなたが幼少期、『あなたは何かを手に入れる価値がない子だ』と言われたとしたら、その後の人生において、1日のうちの９５％、あなたは、自分が何かを手に入れることを無意識に妨害し、その価値がないことを確認しようとする、ということです。
潜在意識の仕事は、プログラムから現実を創造することです。
なのであなたが、ネガティブなプログラムを再生している時、1日のうち９５％を使ってネガティブな現実をつくろうとしています。潜在意識と顕在意識は共に働きます。
顕在意識は1日のほとんどを”過去”と”未来”について考えています。それが”今”にフォーカスしていないなら、あなたの1日のほとんどはプログラムによって動かされています。ほとんどの場合、顕在意識がそれに注意を払っていないので、あなたは一体どんなプログラムが実行されているのかさえ、わかっていません。1日の大半は、あなたが望むプログラムを意識的に実行することなく、人から入れられたプログラムを無意識に実行しているのです。
だから人生がうまくいかないとき、あなたは『宇宙がサポートしてくれない』と、言うかも知れませんが、それは本当は、あなた自身の見えない妨害によるものなのです！
そこで、『ではポジティブ思考をする！』という人もいると思いますが、それはどちらの意識が行うことでしょう？ 潜在意識？ 顕在意識？
1日の９５％を占めて、１００万倍の速度で情報を処理する潜在意識に、”意志の力”が叶うと思いますか？ 計算してみましょう。潜在意識は例えていうなら、テープレコーダーのようなものです。ほっておけば同じ情報を再生し続けています。あなたがその再生されているプログラムを気に入らないとしても、『プログラムを変えろ！』と言うだけでは変えることはできません。
でも、録音ボタンを押す方法を知っていれば、それは可能です。
人生はあなたの望むものを反映しておらず、与えられたプログラムを反映しています。
そこから脱出するためにできることの一つ目は、『いま』に在ることです。過去や未来について考えるのではなく、『いま』に意識的でいることで、プログラムを再生することを止めることができます。二つ目の方法は、クリニカルヒプノセラピー。これは幼児期の学習期間と同じ脳の状態を作ることができ、新たなプログラムを上書きすることができます。
さらにもっと効果的で早い方法があります。それはエネルギー心理学と呼ばれる新しいモダリティです。ホログラフィック・リパターニング、ボディトーク、EMDR、EFT、そして私が最も親しんで使っているのが、PSYCH-Kというメソッドです。
これらのメソッドは、プログラムを上書きすることを可能にします。
PSYCH-Kのようなメソッドは、幼児期と同じ”スーパーラーニング”状態を生み、ほんの１５分ほどで、一生持っていた信念を書き換えることができるのです。さて次に、いかにあなたの思考が、外の世界に出て、人生に影響を与えているかをご説明しましょう。EEGという装置を頭につけて、脳の活動を観測することができます。MEGという装置は、頭にさえ触れません。外側からあなたの脳の活動を観測できるのです。魔法ではなく。
神経がシグナルを運ぶとき、それはまるで電子ワイヤーのようです。それが電流を運ぶとき、電磁場が起こり、皮膚を通過して外に流れています。
あなたの思考は、あなたの頭に留まってはいないのです。あなたが誰かのことを考えるとき、それは事実、相手にも伝わります。そしてこれはポジティブな思考でも、ネガティブな思考でも起こります。あなたが誰かを悪く言う時、その人はあなたを悪く言うでしょう。
だからこそ、思考を認識することはとても大切です。
細胞学者・エピジェネティクス研究者 ブルースリプトン氏