捧げるほど受け取れる

先日こちらのブログでご紹介した本、
『エフォートレス・マスタリー』について

また感じるところがあったので
シェアさせていただきます。

著者のケニー・ワーナーは
現役の世界的なジャズピアニスト。

バークレー音楽学校で
エフォートレス・マスタリーを
教えてもいます。

この本の中で彼は、
『恐れのプログラムを上書きすること』
『スペースにとどまること』

の大切さを、
何度も強調しています。

『スペース』とは、
瞑想してたどり着く静かな場所。

『完全なものが住まう場所。』
『天賦の才があるところ。』

と彼は言います。

誰しもが、音楽やアート、スポーツなど
様々なパフォーマンスを通して、

そこに触れ、至福を感じ、
もっとそれを体験したいと、

その道を目指したりするのですが、

その9割は道を見失って
やめていくそうです。

それは、外から植え付けられた
『恐れのプログラム』によって

ネガティブな思考に
囚われるようになり、

『自分には才能が足りない』
『評価される演奏をしなければ』

などと、
頭の中でジャッジが止まらず、

『スペース』にいることが
できなくなってしまうからだと、
彼は言います。

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シェアさせていただいてますので
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その失ってしまった
『スペース』とのつながりを

取り戻すための練習方法や、
作曲方法のポイントが、
たくさん紹介されています。

中でも印象的だったのが、

『うまくやろうとしない』

『勝手に体が動くにまかせる』

『体が行なっているのを観察する』

『失敗を恐れない』

『大したことではないと言い聞かせる』

いかに、恐れの意識から解放されて、
体の感覚にまかせる状態になるか。

そのために、

瞑想して思考を手放した
『スペース』にとどまり、

思考に惑わされることなく、
感覚だけにフォーカスする。

大したことではない、
失敗したっていい、
間違った音などない、

このように、
ハードルを極力下げる事は

そのゴールを達成するために大切、
とコーチングでも言われています。

コーチングでは、
ゴールの先にさらなるゴールを作り、

『ゴール』を『過程の一つ』
にしてしまう事で、

達成することが前提で、
当たり前かのように、脳に感じさせ、

達成をぐっと身近なものに
するのですが、

本書ではリラックスするために
ハードルを下げますが、

パフォーマンスを上げるため、
良い結果を出すため、

という、ゴールの達成のため、
ではなく、

『本当に』結果にこだわらない、
というところが大きな違いでしょう。

『結果にこだわらないつもりでやり、
それによって、いいものを創ろう。』

という下心こそが
大きな荷物であり、

『一番捨てがたい大切なもの』

それを手放すこと、
そこから本当に自由になることが
不可欠なのだそうです。

『大切なのは得られた結果や、
パフォーマンスの出来ではなく、

その体験そのものであり、
与えてくれたものを愛することが大事。』

と書かれているように、
『行為そのものが目的』であって、

結果から完全に、
自由な状態であること。

アドラー心理学でいう、
『エネルゲイア的なあり方』

『今を生きる』状態ですね。

しかし誰もが、
素晴らしいパフォーマンスがしたい、
あの境地をまた体験したい、

などという思考に、しぶとく
つきまとわれているため、

その純粋な『スペース』から
少しでも離れたと感じたら、

すぐに練習をやめる。

そこを忍耐強く繰り返し、
続けることが非常に大切なようです。

『捧げるほど、受け取れる。』

という言葉も、
何度も書かれてあり、印象的でした。

『自らを神に捧げる』
とは聖書にもある有名な言葉ですね。

ケニーが体得している
その体験から、

つまり
『すべての心の囚われを手放す』

その上で、
『自分を明け渡す』

ことができれば、

『起こるがままを眺める』
ということが起きて、

至高のパフォーマンスを、
最前列で体験することが
できるのです。

古神道の白川神道でも、
『人間を完全にしない』

と言います。

どんな覚醒体験や、
奇跡、超能力を発揮しても、

『自分がやっているのではない』

『自分は凄い』
と思った途端、エゴの餌食となります。

私たちは、あくまで
『神の器』

謙虚であることで
その器を保つことができる。

器になることもできるけれど、
ならないこともできます。

自由意志のある、
共同創造者です。

何を体験したいかを選び、
そこにフォーカスし、創造を起こす。

『捧げる』とは、
そこに意識を注ぐ、

ということか、
と自分なりに感じました。

外の現実に気を取られていたり、
思考にずっと囚われていると、

エネルギーは外へと
流れ出ていくけれど、

自分の内側に意識を向け、
そこにエネルギーが注がれるほど、

大きな生命力の循環が
起きるのだろうと感じます。

そしてそれは
現実や思考のような、深刻さのない、

圧倒的なエネルギー、
純粋な創造性、
簡単さとシンプルさ、

そんな波に揉まれる、
至高の体験です。

私も1度だけ体験しましたが、
この本を読んで、

これから何度もそれが起き、

内側の真実に触れることができる、

そう思えて
とても励みになりました。

『誰だって、信じられないほど明るく、
信じられないほど力強く、

信じられないほど創造性に満ちた力が、
自分の中で燃えているのだ。

必要なのは、たゆまざる練習だけだ。

1日に数分だけでもいい。
私たちの本質の、
輝ける光に目を向けよう。

自分たちの中に間違いなく生きている
天才と一つになろう。』

近所のプロスペクトパークをお散歩。

ご興味ありましたら是非、
お読みください。
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