感情は本来、それを抑圧せずに感じることで、体を通して自然に外に放たれて行きます。
誰でも、幼い頃は感じるままに感情を表現していました。そして成長するにつれ、私たちは感情をコントロールすることを学び始めます。
しかし私たちの多くは、自分でも気づかないうちに過剰なまでに自分を抑圧するようになります。
私たちは幼い頃の心の傷を庇い、そんな嫌な気持ちを再び感じたくない、という不安などの気持ちで覆い隠し、さらには不安な気持ちを感じたくない、という恐れなどの気持ちで覆います。
そうやって心の傷の周りには、怒りや、恐れや、悲しみのような、嫌な感情の層が生まれます。そんな風に幾重にも蓋を重ねた感情は、どこにも行けずに体の中に残っています。
それはストレスの周波数を放ち、体の中の自然なフローを滞らせてしまいます。
そんな体にとどまっている感情を解放することの大切さは、ジーンキーの創始者リチャードさんもよく話されています。
ジーンキーでは、心の闇に向き合って、その不快感の中、逃げずに留まり観照することで、それをギフトへと変容させていくことを学ぶのですが、
深い心の傷、抑圧されて体に留まっている感情については、ブレスワークなどの、深いところに体からアプローチできるものでなければ解放することが難しい、とリチャードさんも言っています。
実はそれを聞いて私も、ソマティックな、ボトムアップ方式の体に取り組んだメソッドを、色々と模索し始めました。
そして出会ったのがネオ・エモーショナル・リリース(NER)です。
様々なメソッドを試しましたが、NERのセッションは素晴らしいものでした。
体が注意を促す場所へ、意識を向け続け、その不快な感情をただ見守っていると、さらに奥にあった感情の蓋が開き、それは体いっぱいに広がった後、外に放たれていきました。
それは私にとって、ジーンキーのいう観照と、ブレイクスルーのようだと感じました。
ただ静かにそこに意識を向けるだけで、起こるべき変容が起こる。ただ、その自然なプロセスに身をまかせる。
NERはジーンキーで進む私たち一人一人の変容の道を、一人では行けない深みまで連れていってくれるセッションのように感じています。
そしてNERのセッションの中で、体の叡智から受け取るメッセージは、ジーンキーの生きた叡智に触れているからこそ、とても深まるものだ、としみじみ感じています。

体の中に留まっている感情の不健全な周波数に、私たちの態度や行動は影響を受け続けています。
その見えない恐れや不安から目を背けるために、反発して怒りっぽくなったり、または抑圧して悲観的な人になったりします。
それはジーンキーで言えば、シャドー周波数を放つ体の中の滞り。そしてそれは、体から解放していくことが必須です。
私たちは、過去のトラウマ的な深く閉ざされた感情に向き合うしか道はなく、それを解放することで、根本的な変容を遂げていきます。
それは、最も深くて、暗い闇に向き合う道。
NERのセッションのように、他者が見守る愛と安心の場の中だからこそ、進むことができる道かもしれません。